田舎暮らしに憧れる人にアンケートをとったら、欲しいものの上位3位くらいには入るであろう薪ストーブがついに我が家にも導入されました。
本州で最も寒いと言われるこの地域において、暖房器具の選択は、経済的にも幸福度的にも大変重要な位置を占めます。もともと家を建てたときには、裏に流れる水路で水力発電をするつもりだったのですが、この先鋭的なプロジェクトは技術的な理由により無期延期となりました。残念無念。ガンガンに発電することを前提に、電力で床下に熱を貯めこむ暖房システムを導入していたのですが、その目論見がはずれたいま、電気代が農場の経営を圧迫することが懸念されておりました。
見渡す限り山が続き、軽トラで林道を走れば道端に薪にするような木がゴロゴロしているこの地では、やっぱり薪ストーブでしょうということで、つい先日我が家にやってきました。
薪集めたり、薪割りしたりするの面倒臭いと思っていましたが、いざ着火し暖をとってみると、そんな後ろ向きな気持ちは跡形もないくらいに遠くへ飛び去り、ぬくもり(=幸せ)につつまれました。ずっと火を見てても飽きません。ほんと馬鹿みたいに火をみてばかりいます。火を見ながら、ウィスキーなんてヤバイです。
しかし、薪ストーブの薪は最低一年は乾燥させておくべきなのですが、いま我が家には十分に乾燥させた薪がまだ少ないのです。今年はボチボチ使って、来年からはガンガンに使うべく農作業の合間に薪をせっせと集める毎日です。