野菜は体にいいのか?

一般的に、「野菜は健康にいい」とされています。無農薬で作った野菜ならなおさらよさそうと思っている方も多いかと思います。

でも本当に野菜は健康にいいのでしょうか。ちょっと考えてみたいと思います。

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そこでまず考えるべきことは、食べ物を食べると、人体にどういう影響があるのかということです。

食べ物が口に入ると、美味しいとか、美味しくないとかという味覚、嗅覚、そして脳が感じる幸福感があります。

次に胃で食べ物が消化され、腸に入ってくると、糖分が吸収され、血糖となって体中を巡ります。エネルギーを体中に分配していくわけですが、過剰な糖分は血糖値の上昇という形に現れます。

さらに、腸内の環境を左右します。ヨーグルトや納豆のような菌を含んだ食べ物が腸内フローラに影響を与えることもありますし、食物繊維が善玉菌の餌となり腸内環境を整えたりということもあります。

また糖分以外の各種栄養素(タンパク質、ビタミン、ミネラル等)が腸から体内に吸収されて、体の部品を作っていきます。

以上まとめると、食べ物を食べると人間は下記のような影響を受けるのです。

①味覚、嗅覚、脳で幸せを感じる
②糖分を吸収して、血の中に糖分を取り込み体中にエネルギーを分配する。血糖値が激しく上がることは体に負担を掛け、糖尿病のリスクも増えるので、よろしくない
③腸内環境を左右する
④糖分以外の栄養素で体作りを行う

(他にも細かく言えば、歯に詰まって虫歯になりやすくなるとか、塩分の強い食事で胃がやられるとかありますが、今回は割愛いたします。)
で、最初の問いに戻って「野菜は健康にいいのか?」という問いに対しては、①から④の影響に分解して応えるとわかりやすくなるかと思います。

①→一般的には野菜を食べて幸福感を感じる人は少ない
②→じゃがいもなどの一部の野菜を除き、糖分が少なく血糖値は上がりにくい。もちろんカロリーも少ない。また食事の最初に食物繊維を摂取すると、その後白米などを食べても血糖値が上がりにくいとされている。よって血糖値の観点からは野菜をたべることはよいこと。

スマートな食べ方講座 – その4 「食べる順でスマート」


③→食物繊維をとることによって、腸内の善玉菌が活性化すると言われている。よって腸内環境にとって野菜をたべることはよいこと。
④→何の野菜か、栽培状況などによって異なるが、一般的にビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富

という感じになり、健康にはよさそうです。ただし④の部分で特にタンパク質は不足がちになるので、野菜だけたべてもダメでしょう。
また野菜の欠点は、やはり①の幸福感が少ないというあたりです。ここを美味しい野菜を提供する、あるいは調理法を工夫するなどしてクリアできれば、かなり食材としては魅力的になるのです。

ちなみにお肉は健康によいのかという問いにすると、
①→幸福感を感じる人が多い
②→糖質は含まれないので、血糖値は上がりにくい
③→肉の食べ過ぎは、腸内環境にとってよくない
④→タンパク質が豊富

となります。肉は③に対して、かなり悪影響を及ぼすので、それを野菜を食べることで補うことで全体のバランスが取れます。

白米はどうかというと、
①→幸福感を感じる人が多い
②→ほぼ糖質なので、血糖値が急激に上がりやすい
③→食物繊維が少ないのでいい影響は与えない。ついつい食べ過ぎてしまい腸に停滞するとよろしくない
④→糖分以外の栄養素はそれほど多くない

白米はカロリーを摂取するには極めて有利な食べ物ですが、それ以外ではあまり役割を果たしていないように思います。白米控えめ、野菜大目で!

というわけで、結論としては、野菜は健康によいです!GOLDEN GREENは皆様に美味しい野菜を提供することで、皆様の健康増進に役に立ちたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。

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