ロゴを作ってもらいました

ロゴを作ってもらいました

 

今までは自分たちで出来ることは、自分たちでやってきました。ホームページも、ロゴも、顧客管理のシステムも自分たちの拙い技術でやってきました。

農業を開業して9年が経ち、デザインなどの自分たちが苦手な部分をきちっとプロにお願いしてみようということにしました。いままでは、ほぼ口コミに頼っていて、自分たちで営業活動をまともにしてこなかったのですが、もう少し広く自分たちの農場の魅力をうまく伝えていければというのも動機のひとつです。

いまは、クラウドソーシングという技術で、全国のデザイナーさんに仕事を発注することができます。でもどうせ作るのであれば、自分たちのキャラクター、農場の雰囲気などを知っている方にお願いしたいと考えました。

家が建っている裏山に、5軒の別荘が建っています。そのうちの一軒に一か月に一度いらっしゃる小泉均さんというデザイナーがいらっしゃいます。幼少の頃より別荘にいらっしゃっていて、「うそのくち(僕たちの住む集落名)」歴は僕たちなんかよりずっと長いのです。

毎月別荘に来ると、必ずうちに寄ってくださり、いろいろな話を聞くのが楽しみでした。数年前に台風でトウモロコシがなぎ倒されたとき、ちょうど小泉さんが別荘にいらしていたので、トウモロコシを起こして紐で縛るという作業を手伝ってくれたこともありました。

小泉さんは『タイポグラフィ・ハンドブック』などの著書があり、スイスのバーゼルで教壇に立ちデザインを教えていたこともあるすごい人です。恐れ多くも、小泉さんにロゴの話をすると、快諾をしていただけました。僕たちがロゴに求めているもの、好きなデザインなどをお話しすると、いくつかのイメージを作ってきてくださり、その中から気に入ったものをブラッシュアップして、ロゴが完成しました。

エキセントリックで、何を表しているのか見る人によって変わってくるというちょっと不思議な感じのロゴです。僕たちはこのロゴをとても気に入っています。

ロゴのほかにも、名刺サイズのショップカードも作っていただき、そちらもとても素敵な仕上がりになりました。ホームページも、小泉さんにお弟子さんを紹介していただき、とてもキュートで、ポップなロゴのイメージを継承するようなものが作れました。

プロの力を借りて、自分たちにないものを補ってもらう。とても重要なことですね。