理科の時間

美味しい野菜を作ろうと思ったら、何をすればいいのでしょうか。

野菜は、太陽の光と、水と、土の中の栄養分を使って、自分の体を作っていきます。

太陽の光はコントロールできません。(遮る事はできますが)
水をやることもできますが、規模が規模なので、ほとんどできないのです。
土の中の養分は、肥料をあげることによってコントロールすることができます。

コントロール出来る部分に集中するのはビジネスの基本なので、まずこの部分に最大限の力を注いでいきます。

肥料は多すぎても、少なすぎてもいけません。適切な量をあげなくてはなりません。肥料のバランスが整っていると、美味しくて、栄養価の高い野菜がたくさん穫れる可能性が高まります。

というわけで、まずは現状分析。土の中の栄養バランスがどんな感じになっているのかを調べます。
理科の実験みたい。みたいというかそのままか。

土を抽出薬に溶かして、薬品と反応させ、色の濃度を見て、各要素の含有量を判断します。

 

色の判断は、パソコンにUSB接続された、検定器の中に試験管をつっこんで行います。
Drソイルという仕組みで、それなりによくできているのですが、誤差も結構あります。その辺は経験とか勘で補正しく必要がありそうです。この検定結果をもとに、肥料をどれくらい投入していくかを決めていきます。

(耕平) 

2 Comments
  1. 農業がハイテクになっていっているとは聞いていましたが、専用測定器ではなくパソコンに接続して測定できるほど近代的な機器が出ているとは思いませんでした。
    おいしい野菜を作り続けるためには土の定点観測も必要なんですね・・・。勉強になりました!

  2. なるちょさん
    しかし、この機器、未だβ版といった感じの出来で、不具合がけっこうあり苦労しました。
    経験がない僕たちは、こういった数字データを集める事で美味しい野菜作りを目指していきます。

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