いつか、自分たちの作った大豆で豆腐を作りたい、油揚げを作ってみたいという思いが日に日に強くなり、気がついたら、兵庫県宍粟市の在賀豆腐店にいました。
在賀豆腐店は、僕の伯母、いとこ、いとこのお嫁さんの女三代で経営する、お豆腐屋さんです。手作りで、もんのすごい美味しいお豆腐、油揚げを作っています。

大人になると、まじまじと人様の職場を見学するという機会にはなかなか恵まれませんが、我がGoldenGreenと業務提携関係にある在賀豆腐店に特別に許可を頂き、豆腐と油揚げの製造工程を見せていただきました。

前日の夕方に長野から車で到着した僕たちを気遣ってくださり、仕込みは朝の7時からです。床面積８畳ほどの小さな豆腐工場です。

前日の夜から水に漬けておいた大豆をまずは機械を使って潰しマッシュ状にし、次にマッシュ状になった大豆を大釜で煮ていきます。水分量に気を使い、大豆が焦げないように丁寧に大豆を釜に投入していきます。

煮えてきたら、次に布で漉して圧力をかけて、豆乳とおからに分離させます。この出来立ての豆乳を頂いたのですが、大豆の旨みと甘みが絡まり美味しい！美味しすぎて、写真を撮るのを忘れてしまいました。すいません。。。

豆乳をしばらく冷まし、80度くらいに温度が下がったら、ニガリを入れて豆腐にしていきます。分離したお水を捨てながら、固まるのを待ちます。

ある程度、凝固してきたところで型に流し込みます。圧力をかけてさらに水分を絞りだします。固まり、指で弾力を感じるくらいにまでなったら、冷水に放ちお豆腐の完成です。

ここまでがお豆腐の作り方です。
さて、次に油揚げですが、油揚げの作り方って皆様ご存知ですか？まあ名前の通り豆腐を揚げているのですが、てっきりなんらかの衣を付けて揚げているのかと思っていました。違うんですね。薄い豆腐を低温の油をあげると、あら、びっくり二倍くらいの大きさに膨れ上がり、見事な油揚げが完成します。

豆腐も普通の豆腐ではなく、油揚げ用の豆腐を別に作ります。