秋冬の準備

8月は、トマト、ズッキーニ、モロッコインゲンなどの果菜類が最盛期を迎えます。出荷量が一番多いのも8月なのですが、その忙しさに加えて、秋冬の準備を行わなければキリギリスになってしまいます。

畑の準備は、土壌の分析→施肥設計→肥料散布の順番で行います。僕達のような新米農家は、感や経験に頼れない分、計測可能な数値データに基づき農業をやっていくのが、失敗しない近道だと思っています。
前職の上司から教わった言葉で最も記憶に残っているのは、「計測できないものは改善できない」というものです。経営管理について言及した言葉ですが、農業においても通じるものです。
分析は採取した土壌を酸性の水溶液で溶かして、薬品と反応させ、反応した色をパソコンにつないだ測定装置に入れて数値を読み取ります。
分析して得られた数字をエクセルに入れて、肥料設計を行い、計算結果に基づき5種類から10種類程度の肥料を畑に入れます。
おいしいお野菜ができますように!(←思いは測定できません)
(在賀耕平)