21世紀は農業の時代?

以下は、2008年2月の「日本農業新聞」という日刊紙に、当時IT業界でサラリーマンをしていた僕が農業の世界に飛び込もうと思った理由が掲載された記事です。

 

~今こそ農業見直そう~ 

「21世紀の日本は、これはもう間違いなく農業が担っていくと思っています。
有史以来、日本はずっと農業に支えられて国を発展させてきました。つい150年ほど前の明治時代に"産業革命"が輸入され、日本は工業国の道を突き進み、農業は日陰へと追いやられました。しかし今、工業化の弊害が数多く指摘されてきています。温暖化現象、環境汚染、ごみ問題、石油の高騰、レアメタルの枯渇などです。工業化社会はしんどい、限界に来ているというのが正直なところでしょう。
食糧自給率は下がる一方ですが、外国から好きなだけ食料を買ってくることができるという時代も終わりを告げようとしています。結局、人は車や携帯電話がなくても生きてはいけますが、食料がないと生きていくことはできません。
 
宮崎駿氏の映画「天空の城ラピュタ」に、こんな台詞がでてきます。
『土に根をおろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春をうたおう。』

いま日本の農業を改めて見直す時期が来ているのだと感じます。天然資源がないと言われる日本ですが、美しくも厳しい四季、豊富な水源、豊かな土壌があります。これらの資源を有効に活用することこそが、日本の生きる道ではないでしょうか。」