ゴールデンウィーク中、都会から友人夫妻が３泊で農作業のお手伝いにはるばるいらして下さいました。

ご夫妻は、ともに東京の有名企業でご活躍されているサラリーマン。
奥様は私が以前勤めいた会社の先輩で、いつも私を見守り、応援してくださっているお姉さんのような存在。私たちが修行中の時から野菜を定期購入して下さっていました。
仕事が忙しくて帰宅が夜遅くなっても、必ず自炊をされてご夫婦揃って食事をとり、深夜に翌昼のお弁当を作り、いつも野菜を美味しく上手に使い切ってらっしゃる姿勢に、作り手としての大きな喜びと励ましを沢山いただいているのです。。。

そんな素敵なご夫妻に、農場のスタートを実際ご覧いただき、農作業をご一緒できたことは私たちにとってとても幸せな機会でした。

手伝っていただいた作業は以下のとおり。

・タマネギの雑草取り・・・５日前にとった雑草ですが早くも第二段が顔を出していたので取っていただきました。都会で日々忙しく生活をされていると、自然の中で土と向き合い、無心になれる時間は新鮮なご様子で、ひたすら草取りに没頭されていました。

・かぼちゃの種まき・・・夏に収穫するつもりのかぼちゃの種まきの第一弾。大きめのポットに一粒一粒丁寧に、合計１００粒まいてもらいました。

・鍬で土ならし・・・これは超重労働！96馬力の大型トラクターでも耕せなかった山状になった熊笹のかたまりを、鍬でくずしていき、根っこを取り出し、土をならす作業。どんなに機械化がすすんでも、最後は人間の手でやるしかないということを思い知らされる体験でした。旦那様の手にマメを作らせてしまったことが申し訳なかったです（涙）

・畑のゴミ拾い・・・農場の畑は、荒れ地だった農地を開墾したのですが、地主さんがマルチシートを張ったまま荒れ地にされたため、畑の至るところにシートの切れ端が埋まってしまっているのです。トラクターをかけて中から出てきたシートのゴミは、拾っても拾ってもなかなか拾いきれずにいましたが、ご夫妻が半日かけて腰や太ももを痛めながらもきれいに拾いきって下さり、見違える程すっきりした畑になりました。

・トラクター運転・・・肥料をまいた部分をトラクターで耕すために、トラクターにも少しだけ乗っていただきました！運転姿もなかなかさまになっていて、周りのかたから見たら完全に農家に見えたはずです。

私の運転する軽トラで移動する際、助手席には奥さま、荷台には農機具や肥料に埋もれそうになっている旦那様を乗せて走りましたが、窮屈な思いや泥だらけになってもいやな顔ひとつ見せずに黙々と作業に励んで下さったご夫妻に、心からの御礼を申し上げます。

当農場ではこのような援農を随時募集しておりますので、ご興味あるかたはお気軽にお問い合わせ下さいませ！！

（かも）