父さん母さんありがとう!

先日の3連休は、両家の両親が繁忙期で疲労困憊しているであろう息子娘を心配して、
農作業の手伝いをしにはるばるきてくれました。
もう若くはない(失礼!)のに、終日腰を曲げながら、慣れない農作業を頑張ってくれて、
心から感謝です。

いつになく真剣に、作業に集中している親の姿に、「子の支えになりたい」という温かな親心が伝わってきて、ちょっぴり胸が熱くなりました。

写真はニンジン畑の草取り風景。
私はこれまで何度もニンジンの草取りをしてきたので、自分でやるのはもう飽きてしまい、すっかり親に任せてしまいましたが、とても丁寧に仕事をしてくれて、「私がやるより上手じゃん!」と思いました。

ニンジンの草取り以外にも、ゴボウや大豆の草取りをしてもらい、今頃腰を痛めて整骨院に駆け込んでやいないか心配です・・・

草取りは、とにかく人手があるとすごーくラクになります。
援農というと、どうしても収穫体験が浮かばれますが、こちらとしては、一番助けて頂きたい作業は草取りです。
正直、収穫はコツが必要なのでなかなかお任せすることが難しく、また、出荷作業に関していえば、収穫してきた野菜を選別して計量して袋詰めしていくという単純そうな作業ではありますが、実は細かいルールが沢山あり、各お客様のご注文状況を把握していないとミスが出てしまうため、お手伝いして頂くのは難しいのです。
といわけで、どうしても安心してお手伝いをお願いできるのは草取りになります。
でも、一番それが助かります。

夫婦ふたりだけで農場をまわしていると、どうしても草取りまで手が回らないことが多く、気付いたらせっかく育ててきた野菜が草に埋もれて駄目になってしまったりして、何度も悔やんだことがあります。

夏の炎天下で何時間も畑を這いつくばりながら草と闘うのはそう容易なことではありませんが、それが「無農薬の野菜を食べる」ための原点であり、一番欠かせない作業です。
今まで何組かのお客様が草取りを体験されましたが、皆さま口を揃えておっしゃることは、「野菜が収穫されるまでの苦労を経験してみて、以前よりも野菜が美味しく感じるようになった」とか、「無農薬野菜って高いっていわれているけれど、この苦労を経験してみたらむしろ安く感じる」というようなことです。

ありがたいことに、お客様のほうから「援農に行きたい!」とお問合せを頂くようになり、9月の連休まで毎週末のように援農のご予定が入っている状況です。いらして下さったお客様のご協力を頂いて、なんとか美味しい元気な野菜をお届けできるよう、この夏の繁忙期を乗り切っていこうと思います。

(かも)